先輩社員にインタビュー

Interview

華麗なステージと

特別な劇場環境を守るため

新しい挑戦を続けています

創遊事業本部 創遊統括部

企画開発

2022年入社

私は劇場の建築設備や舞台設備が常に最適な状態で運営できるように、工事計画を策定・推進するファシリティマネジメント業務に従事しています。阪急電鉄が所有する5つの劇場すべてを担当しているため、東京に出張することもあります。
この仕事は単純に設備を維持・管理するというだけのものではありません。最適な状態を維持できるように工事計画を立てて推進したり、新しい技術の導入を提案したりと、さまざまな方面から公演や劇場運営の基礎を担っています。
最近では、宝塚歌劇に関連する新しい施設の建設計画にも携わるようになりました。どのような建物にするかを調整・検討し、関係各社と協力しながら形にしていく業務です。図面上にしかなかったものが、実際に形になっていくことにワクワクする気持ちと、安全に滞りなく工事を進めるために身が引き締まる気持ちでいっぱいです。
大学時代は経済学部だったので、入社当初は建築や設備工事に関する知識がゼロでした。会議で飛び交う用語が理解できず、ひらがなでメモを取り、後から調べていたほどです。しかし先輩方や周囲の方々が丁寧に教えてくださったおかげで、今では、1人で協力会社と担当者と協議ができるようになりました。初めて工事の主担当を任された際、関係各社のスケジュール調整がうまくいかなかったこともあったのですが、ベテランの先輩方が総出で助けてくださり、失敗を恐れず挑戦できる環境であることを実感できました。
まだまだ知識も経験も不足しているので、大変なことや難しいこともありますが、新しいことをどんどん吸収できる毎日はとても刺激的。毎日同じことをするよりも、さまざまな場所で多くの方々と関わりながら進めていく今の仕事は、自分には向いていると感じています。
もちろん、宝塚歌劇の華やかなステージを陰から支えられることも、大きなやりがいです。公演だけでなく、劇場内で過ごされる環境もお客様に高揚感をもたらす重要な要素。これからも、快適で特別な劇場空間を守り、そして新たな世界観をつくるために挑戦し続けていきたいです。

1日のスケジュールを
教えて!

Pick up schedule

工事現場の確認

新たに工事を行う現場がどのような場所なのか、事前の情報や写真だけでは理解しきれないことがよくあります。そのため、工事の着手前には必ず現場に足を運び、工事計画が適正かどうかを確認。たまたま通りすがった方が予想外の情報をくださることもあり、先入観にとらわれることなく、ゼロベースで複数の視点から検討することの大切さを感じます。

もっと知りたい、
気になること。

Q.就職の決め手は?

A.大学時代はまちづくりに興味があり、就職先は他業界を考えていました。その一方、高校生のときから大好きで、憧れていた会社が阪急電鉄。とても迷いましたが、「ここで働きたい」という気持ちを優先して入社を決意しました。お客様に快適で非日常的な体験をしていただける「場」と「環境」を提供できる今の仕事は、まちづくりにも通じるものがあり、日々やりがいをもって働くことができています。

Q.職場の環境や雰囲気を教えて!

A.私の職場は少人数の職場ですが、周囲にはベテランの方がたくさんいらっしゃいます。阪急阪神グループでは幅広い事業を手がけているので、みなさんのバックグラウンドはさまざま。他部署やグループ会社の皆さんからも専門的な知識や経験で助けていただくことも多く、とても安心感のある職場です。また、事務所内はフリーアドレス制なので、仕事の担当が違う方とも、気軽にコミュニケーションをとることができます。

Q.この仕事のたいへんなことは?

A.マルチタスクなので、頭の切り替えがたいへんです。学生時代は、仕事というとひとつの大きなものに取り組むイメージでした。でも実際に入社してみると、細かい案件がたくさんあります。劇場が5つもあるので、打ち合わせ中にどこの工事の話をしているのか見失ってしまうことも……。案件ごとにしっかり確認・把握するように心がけています。

Q.リフレッシュはどんなふうにしている?

A.古い銭湯や喫茶店など、人々の生活とともに時間を重ねてきた場所を訪れるのが好きです。とくに銭湯は、その地域に入り込んで個性を感じられるのが魅力。入社してから阪急沿線の銭湯を巡りはじめ、神戸線と宝塚線にあるほとんどの銭湯を訪れました。神戸線と宝塚線の完全制覇を目指しつつ、京都線の銭湯も開拓していきたいです。

Q.仕事を通して成長したと感じることは?

A.自分に足りない部分を自覚できたことが、最も大きな成長だと感じています。工事に関する知識は少しずつ増えてきましたが、マルチタスクを効率的にこなす力やパソコンスキルなど、社会人としての基礎力がまだまだ不足していることを実感しました。今後は周りの方を見習いながら、もっと仕事を効率的に進められるためのスキルを身につけていきたいです。

学生へのメッセージ

歴史のある宝塚歌劇を支える仕事には、保守的なイメージがあるかもしれません。しかし、新しいビルの建設や設備の導入、チケット手配システムの改修など、さまざまな面から常にアップデートを続けています。伝統を守りながらも、たくさんの新しいことに挑戦できる環境です。
そのため、この職場には新しいことに興味を持つことのできる知識欲や行動力、探究心をもつ人が向いているのではないかと思います。畑違いの学部の方は不安に思われるかもしれませんが、私自身も入社して初めてCADを触ったくらい、知識0のところから始めました。ベテランのみなさんが丁寧に教えてくれるので、興味と意欲をもつ方は安心して応募してください。