先輩社員にインタビュー

Interview

AI時代だからこそ

人間にしかできない

心配りを大切にしています

阪急阪神ホールディングス株式会社
人事総務室 総務部 秘書担当 兼
阪急電鉄株式会社 総務部

秘書担当

2023年入社

秘書として、役員の方々のスケジュール管理・調整を中心に、来客対応や経理作業などの業務を任されています。秘書というと随行のイメージがあるかもしれませんが、当社ではほとんどの仕事を本社のなかで行います。
私が現在担当している役員は4名。それぞれお仕事の内容も違いますし、秘書に任せたい範囲も異なります。そのためどのように秘書業務を行っていくのか、最初に構築するのがとても大変です。ご本人へのヒアリングから始まり、関係部署とも綿密に打ち合わせをして、連携の仕方を考えていきます。
役員の方々はみなさん多忙なので、スケジュールの変更は日常茶飯事です。緊急の打ち合わせがひとつ入るだけで、予定がすべて変わってしまうことも珍しくありません。そんなときは関係するすべての部署に連絡して、スケジュールを組み直すことに。そのほかにも、突発的な出来事に対して臨機応変な対応を求められることが多いため、秘書の仕事に「慣れる」ということはないと感じています。
一日中スケジュールの調整に追われることもあり、自分だけが苦労しているような錯覚に陥ってしまうことがあります。そんなときに自戒を込めて思い出すのが、「秘書は各部の方々の協力があってこそできる業務」という先輩の言葉。各部署の方々がそれぞれのお仕事をやりとげてくださり、橋渡し役である秘書にも協力してくださっているということを自覚し、感謝の気持ちを忘れないようにしています。
AIがどんどん進化している時代なので、スケジュールを組むだけであれば秘書がいなくてもできるようになるかもしれません。でも、人間同士のコミュニケーションだからこそ可能なことも多いはず。私たちを信頼して時間の管理を任せてくださっているので、重たい会議の前後は少し時間を空ける、会食が続くときは体調に配慮するなど、気持ちよく業務を行っていただくための小さな心遣いを大切にしています。

1日のスケジュールを
教えて!

Pick up schedule

担当役員との打ち合わせ・秘書内ミーティング

聞きたいこと・報告したいことを直接お伝えできる1対1での打ち合わせは、とても大切な機会です。役員の方のお忙しいスケジュールのなか、タイミングを見計らって時間をいただくようにしています。打ち合わせのなかで、ほかの役員の方にも関係しそうな事項が出てきたら、週に一度の秘書内ミーティングで報告。秘書同士で情報を共有しています。

もっと知りたい、
気になること。

Q.就職の決め手は?

A. 志望したきっかけは、幼い頃から阪急沿線に住んでいて暮らしの一部だったことや、宝塚歌劇が好きだったことでした。並行して他社の選考も受けていましたが、就職の決め手になったのは面接時に私の話をじっくりと聞いてくださったこと。社員のみなさんのあたたかさに惹かれて、「この人たちと一緒に働きたい」と強く思いました。

Q.職場の環境や雰囲気を教えて!

A.秘書室は比較的若い世代が多いのですが、役員の方々の業務に直結する仕事なので、全員が責任感を持って取り組んでいます。先輩方は「不安なことがあったら何回でも同じ質問をしてくれていい」と優しく言ってくださるので、とても心強いです。緊張感のある場面もありますが、和やかに会話することも多く、メリハリのある環境だと感じています。

Q.仕事を通して成長したと感じることは?

A.入社当初は、先輩社員の方々に優しく見守られながら仕事をしていました。もともと末っ子気質なのでずっとこのままでいたいなと思っていたのですが、お礼をいうとみなさん「後輩ができたら同じことをしてあげて」と口を揃えておっしゃいます。その温かさに感銘を受けて、先輩から後輩へと続くこの輪をつないでいきたいと思うようになりました。

Q.リフレッシュはどんなふうにしている?

A.小学校1年生から習い事としてバトントワーリングを続けており、今でも週1回練習に通っています。どうしてもデスクワークが多い仕事なので、身体を動かすのはとてもいいリフレッシュ。仕事を離れてバトントワーリングの先生や仲間と会話することも、気分転換につながっています。最近は姿勢を改善するために、ピラティスも始めました。

Q.今後の目標は?

A.総務部で仕事をするなかで、阪急阪神ホールディングスは多種多様な事業に取り組んでいるということを知りました。グループ会社との関係も深く、どの事業もとても興味深いので、今後はいろいろな事業部署を経験してみたいです。そのために、今は自分の前を通る資料には必ず目を通し、各分野の取り組みについて理解を深めています。

学生へのメッセージ

一言で「事務職」といっても、当社にはさまざまな部署があるため、必ずしも希望通りの部署に配属されるとは限りません。そのためどのような仕事を任されても、興味をもって前向きに取り組める方が向いていると思います。
大切なのは、「やってみよう」という気持ちを持つこと。周りには後輩の成長をあたたかく見守ってくれる先輩方がたくさんいるので、自分次第でどんどん成長していくことができるはずです。私も、後輩を支えられるような先輩になりたいと考えています。
就職活動中は悩みも多いと思いますが、自分の将来を決める過程なので、ありのままの自分で進んでいってください。みなさんと一緒に仕事ができる日を、心待ちにしています!