先輩社員にインタビュー

Interview

唯一無二のコンテンツである

宝塚歌劇の魅力を

多くの人に届けたい

歌劇事業部

営業担当(東京宝塚劇場)

2023年入社

東京宝塚劇場で、劇場運営からチケットシステムの管理、団体予約の手配、貸切公演の運営まで、幅広い業務に携わっています。
「貸切公演」というのは、企業や自治体が1回の公演を全館貸切で利用するというもの。開催日の約半年ほど前から準備を始める、大きなイベントです。先方の担当者の方と何度も打ち合わせを重ねながら公演日や集客方法などを決定し、綿密なスケジュールを立てたうえで、各部署が連携して進めていきます。
入社して初めてメイン担当を任された貸切公演で、本番を迎えた日のことは今も忘れられません。お客様に感動をお届けすることを目標に、半年間準備してきたので、満員御礼で大盛り上がりの客席を見たときには胸がいっぱいになりました。終演後のロビーには「楽しかった!」「また観たい!」というお声があふれていて、「ぜひまた開催してほしい」というお声をいただいたときには、それまでの苦労が報われたような気持ちに。安心すると同時に、これからもお客様に喜んでいただけるよう精進していこうと決意を新たにしました。
宝塚歌劇は女性だけで構成された劇団で、オリジナル作品を上演するほか、漫画や小説などの舞台化などにも積極的に取り組んでいます。豪華絢爛な舞台装置に衣装、照明、そして生のオーケストラによる演奏。これらすべてがひとつになった宝塚歌劇の舞台は、世界的にみても珍しいエンタテインメントだと思います。
仕事を通して取引先の方々とお話ししていると、観たことはなくても「宝塚歌劇」というワードは知ってくださっている方がほとんど。「人生で一回は観てみたい」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。その最初の一回の機会を作ること、そしてその後もリピーターになっていただくために、運営側としてどのようにアプローチすればいいのか。それを考えることに、やりがいを感じています。

1日のスケジュールを
教えて!

Pick up schedule

立礼(りつれい)

劇場のロビーに立って、お客様をお迎えする「立礼」。その日のお客様の様子を見ながら、ご案内表示の看板の移動させたり、列整備の方法も変えてみたりと、臨機応変に対応しています。初めて劇場にいらっしゃった方にも、何度もお越しいただいている方にも、快適で特別な空間を提供できるように心がけながらご案内しています。

もっと知りたい、
気になること。

Q.就職の決め手は?

A.学生時代から舞台鑑賞が好きで、より多くの人に素晴らしい作品を届けたいという思いから、この会社を志望しました。最終的な決め手となったのは、交流会や面接で感じたアットホームな雰囲気。社員のみなさんが笑わせてくださったおかげで緊張がほぐれ、素の自分で話せました。ここで仕事をしたら楽しいだろうなと思ったことを覚えています。

Q.職場の環境や雰囲気を教えて!

A.経験豊富な上司や先輩方のもと、多くを吸収しながら楽しく働いています。東京宝塚劇場は少人数の構成。そのため社員同士の距離が近く、困ったときやわからないことがあればすぐに助けてもらえるので、とても心強いです。年齢が離れている方が多いからこそ、優しく見守られながらのびのびと成長させてもらえている気がします。

Q.この仕事のたいへんなことは?

A.今までで一番たいへんだったのは、貸切公演のメイン担当を任せてもらったときです。6ヶ月もかけて準備をしていくことの難しさに加え、「お客様が本当に来てくださるだろうか」という不安もありました。でも、当日を迎えるとほぼ満席。SNSにも、お喜びの感想がたくさんあって、半年間の努力が報われた気持ちになりました。

Q.リフレッシュはどんなふうにしている?

A.友人と会うことが多いです。勤務はシフト制ですが、公演スケジュールに合わせて早くから休みが決まるので、3日ほどの連休を利用して国内旅行に出かけることもあります。最近は福岡や香川に行き、おいしいものをたくさん楽しみました! また、平日に休みを取りやすいのも魅力。街の混雑を避けられたり、映画を安く観られたりするので助かっています。

Q.仕事を通して成長したと感じることは?

A.スケジュール管理のスキルです。劇場で仕事をしていくうえでは、阪急電鉄が所有する5つの劇場の公演スケジュールを、1年先まで把握しておかなければなりません。どの劇場でも常に公演が行われているため、最初はタスク管理に苦戦しました。今はアプリや手帳、ふせんを駆使して情報を整理しながら、常に優先順位を考えるようにしています。

学生へのメッセージ

学生時代の私は、「働く」ということがどういうことなのかよくわかっていませんでした。就職活動の軸となったのは、「好きなことを仕事にできたら幸せだろうな」という漠然とした思い。その思いのまま突き進んだ結果、気づけば入社していましたが、私にとってはいい選択でした。好きな舞台に携わっているからこそ、お客様にも自信をもってその魅力をお伝えすることができています。
舞台は生活必需品ではないかもしれませんが、人の心を豊かにしてくれるものです。そして阪急電鉄の理念は、安心・快適、夢・感動をお届けし、社会に貢献すること。誰かを喜ばせる仕事に興味がある方には、ぴったりな企業だと思います。