線路の近くで工事される皆様へ 線路近接工事のご案内

線路周辺での工事(線路近接工事)は、列車や電車線との接触などによる重大な事故を招く恐れがあります。
そのため、阪急電鉄では線路近接工事をされる皆様(法人・個人問わず)に、
安全に工事をしていただくよう事前に申請・協議をお願いしています。

ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。

< 参考 >
  • 国土交通省「建設工事公衆災害防止対策要綱」
  • 国土交通省大臣官房技術調査課「土木工事安全施工技術指針」

線路近接工事の主な種類

  • 建築物の解体及び新築
  • 建築物の外壁補修、塗装
  • 境界柵・塀の新築・撤去
  • 樹木の伐採
  • 看板類の取付け・撤去、室外機の取付け・撤去
  • 掘削・基礎・薬液注入・地盤改良工
  • 道路管理者が施工する道路施設の新設・撤去・補修・補強工等
  • インフラ企業者が施工する地下施設の新設・撤去、電柱建替・撤去等

事前協議を必要とする工事(イメージ)

  • 重機が倒壊した場合に線路・架線を支障する恐れのある工事
  • 足場が倒壊した場合に
    線路・架線を支障する恐れのある工事
  • 線路直近での掘削工事
  • 線路直近での杭打ち工事

線路近接工事の申請・協議の流れ

  1. 工事をされる皆様

    事前連絡

    以下の申し込みフォームより申請してください。

    近接工事Web申請フォーム

  2. 阪急電鉄

    協議の要否確認

    担当者より、協議の要否を連絡いたします。協議不要の際は、施工時期と緊急連絡先をお伺いします。

  3. 工事をされる皆様

    協議書提出

    協議が必要な時は、以下のフォーマットで工事内容をお知らせいただき、図面や工程表などの書類を提出していただきます。
    (必要な書類は担当者よりご案内いたします。)

    近接工事(協議書)見本.doc

  4. 阪急電鉄

    回答書送付

    協議書の内容に従い、工事施工に対し必要な条件を文書で回答します。
    必要な場合には防護工事費や立会費等を請求することがあります。

  5. 工事をされる皆様

    工事施工

    安全に工事を行っていただきますようお願いします。必要に応じて現場立会します。

よくあるお問い合わせ

Q
協議はなぜ必要なのか?
A

阪急電鉄の線路周辺での工事(以下、「線路近接工事」)では、少しのミスで作業員の方や作業用機械が列車に接触し、列車脱線などの重大な事故を招く恐れがあるほか、線路障害・鉄道施設の損傷により運行ダイヤの乱れが発生し、旅客・沿線住民の方々へ多大なご迷惑をかけることになります。
そのため、線路近接工事を予定される方は法人・個人問わずあらかじめ当社と打合せを行い、安全に施工できるように手続きを行っていただく必要がございます。
※【建設工事公衆災害防止対策要綱】【土木工事安全施工技術指針】

線路近接工事に対するご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

Q
どのようなものが協議の対象になるのか?どれくらい線路から離れていれば良いのか?
A

直接的・間接的問わず、鉄道運行への影響が懸念され、配慮を要する範囲での工事および作業が対象となります。

・各種電線に 3.0 メートル以内に接近または接近する恐れのある工事
・重機や足場が鉄道信号機の見通しに支障する恐れのある工事
・線路および鉄道施設(高架橋・橋梁・擁壁・のり面・トンネル等)の直近(近接)で掘削・基礎杭・土留杭・薬液注入工(地盤改良工)等、線路及び鉄道施設に変状を与える恐れのある工事
・万が一、重機や足場が倒壊した場合に、列車運行及び線路、鉄道施設に支障する恐れのある工事
・その他当社が必要と判断する工事

施工内容や周辺環境により、対象となる範囲は異なるため、ご判断が難しい場合には、申し込みフォームからお問い合わせをお願いいたします。

Q
協議は工事着手の何日前までに必要なのか?
A

工事の規模や鉄道への影響度合いによって協議に要する期間は異なります。場合によっては着工までに数カ月のお時間を要することもございます。余裕をもって協議いただきますようお願いいたします。

Q
協議に必要な資料にはどのようなものがあるのか?
A

主に下記に示すような書類のご提出をお願いしております。なお、工事の内容によっては追加資料のご提出をお願いする場合もございます。
詳細については、ご連絡フォームでご連絡いただいた後、担当者とご相談いただきますようお願いいたします。

・近接施工協議書(こちらからダウンロードください)
・図面(線路との位置関係、近接度合が分かる平面図・断面図及び施工要領図等)
・工程表
・現地写真
・緊急連絡体制表

Q
鉄道用地に入っても大丈夫か?
A

無断で鉄道用地内に入ると鉄道営業法、その他法令に抵触します。絶対におやめください。作業の都合上、やむを得ず線路内に立ち入る必要がある場合は、工事の大小にかかわらず必ず事前にご相談いただきますようお願いいたします。

Q
鉄道敷地内に仮設物を設置できるのか?
A

原則、設置できません。やむを得ない場合は事前にご相談いただきますようお願いいたします。

Q
費用はかかるのか?
A

電車の安全運行のために、当社社員の立会費用、当社資格保有者の配置費用および電線等への接触による損傷を防ぐための防護費用等をご負担いただく場合がございます。工事内容と鉄道への影響の程度を考慮して協議の中で決定いたしますので、事前にご相談いただきますようお願いいたします。

Q
土日祝の立会は可能なのか?
A

立会は平日のみとさせていただいております。

お問い合わせ先

線路近接工事についてご不明な点がございましたら、以下の連絡先までご連絡ください。

阪急電鉄 都市交通事業本部 技術部 保線課
〒532-0025 大阪市淀川区新北野1丁目1番24号
電話番号:06-6303-7824  
受付時間:平日9:00~12:00/13:00~17:00