私たちは日々、安全・安心・快適な運行を商品として、多くのお客様に提供することを使命としています。何事もなくお客様をお運びすることは“あたりまえ”であるからこそ、そしてその“あたりまえ”を維持することがどれほど難しいかを知っているからこそ、お客様からの「ありがとう」のお言葉は何よりも嬉しく胸に響きます。運転士見習時代には阪神・淡路大震災を経験しました。社をあげて復旧に取り組む中で、沿線のお客様にとって、鉄道がいかに重要なライフラインであるかを痛感しました。

その経験が、何事もなくお客様を目的地にお送りできることに対する喜びの原点となっています。現在は首席助役として、自身のスキルアップだけではなく、部下たちがやりがいを持って働ける職場づくりに取り組んでいます。鉄道業はチームワークなくしては立ち行かない仕事です。まずは社員一人ひとりが職場に必要な存在であることを感じてもらえるようにしています。それがお客様の目線で物事を考え、率先して行動できる阪急電鉄らしい人財の育成に繋がると信じています。